夏に暮らしやすい家を作るなら「日射取得率」に注目

2016/7/19

東海地方も昨日梅雨明けして夏本番になりました。昨日は夫婦3組でサイクリングしましたが、妻が熱中症気味になりまして途中木陰で休ませました。皆様も気をつけてください。

さて、今日は完了業務のため日間賀島のお客様に会ってきました。このお客様は住み始めて10日目です。家に入ってみるとエアコンを運転させず窓を開け放してありました。外は30度越えのけっして涼しい気温じゃありません、冷房しなければ室内も外気温と同じ30度越えのはずです。でも、不思議と心地いいのです。
島の道を歩いてた時は汗がしたたり落ちたのですが、室内で雑談しているうちに汗はいつの間にか引いてしまいました。おじいさんはソファで気持ちよさそうにしています。きっと家の中を流れる風が良かったのでしょう。

同じことを施主さんも感じていたのでしょう、私が家に上がったら早速質問攻めです、
「この家は、リビングのエアコンをちょっと点けるだけで凄く冷えるし、夜は(エアコンを止めて)窓を開けて寝ると寒いくらい。ちょっと驚いている、他の家と何が違うんだ???」
理由はこの家の遮熱性能が高いからです。遮熱性能?私たち建築士では遮熱性能という言葉は使わなくて「(冷房期の)日射取得率」という言葉を使います。太陽の光(日射)は建物の屋根や壁、窓に当たったら熱に変化します。その熱がどれだけ建物内に入ってくるかの割合(取得率)を低くコントロールするのです。ちなみに暖房期を快適に暮らすために計算するのは「熱貫流率」です。

でも、お客様は難しいことを考える必要はありません。性能評価住宅で最高の省エネ等級を得ようとするならばもれなく日射取得率を計算されることになります。ちなみに日間賀島で最高の省エネ等級を得ようとするなら「冷房期の外皮平均日射取得率」を2.8以下にしなければなりません。対して日間賀島の家の日射取得率は1.9です。最高等級の基準値より大幅に低い日射取得率で作られています。
これが真夏に直射日光を受けても家が暖まりにくい理由です。エアコンが嫌いな方でもきっと過ごしやすい家だと思いますよ。
 
余談ですが「遮熱するには遮熱塗料を塗れば良い」とか「トタン板の壁は熱を取り入れる」「日本瓦を使うと家が涼しい」などとよく言いますが、それらは日射取得率の計算に影響を与えません。


 

冬の暮らしやすさの基準は「外皮平均熱貫流率」です

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